居場所の作り方

外国生活が長い私ですが、大学と仕事の関係で転々引っ越しを続けてきました。小さい村から大都会へ、育てられた国から隣の国へ、ヨーロッパから日本とアメリカへ。今振り返ってみると、よく出来たなと思いますが、人間は何にも慣れてしまう生き物です。どこに行っても自分の居場所を作って行くのです。

外国は、チャレンジしなければならないことが多いですが、同じ国の中でも、引っ越しをしたら、新しい地域、新しい友達、新しい生活を始めなければなりません。ここでその居場所の作り方についていくつか重要なポイントをまとめさせて頂きます。

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他人の芝生を自分の芝生へ
1. 冷蔵庫

your home is where your fridge isといつか父に言われたことがあります。あなたの家はあなたの冷蔵庫がある場所だということです。確かにそうです。居場所の作り方の中では、ご飯を備えるのが一番重要なポイントです。近所のスーパー、職場の食堂、近くにあるカフェなどの研究に取り込んでいます。

特に外国に引っ越した場合は、現地の料理がよく知らない状態ならば、さらに努力が必要です。その国の料理には、必ず美味しいものがあるので、友達に聞いたり冒険したりして好きな食べ物を探します。もちろん自炊して慣れている料理を作るのもいいのです。しかし、場合によっては材料が手に入りにくくて値段が高いなどという問題も起こりますので、やはり現地の料理も、おすすめします。私は日本では、献立と作り置きをやっています。

2. 天気

天気を理解して、それに適切な服装や靴などを整えることが大切です。部屋の温度と湿度も、場合によって手入れが必要となります。自分の体を元気に保つために、住んでいる環境と調和をしましょう。

3. 交通

忘れがちなポイントですが、現地の交通(バスや地下鉄など)をマスターすると、とても力強く感じます。地下鉄に乗って、駅の名前をだんだん覚えて来たら、なんとなく楽しい気分になります。場所によりますが、自転車あるいは車を使うこともあります。一番適切な交通手段を探りましょう。

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お隣さん
4. 近所

家から駅まで、あるいはスーパーまでいつも歩く道を作ります。気分転換のために、たまに違う道を歩くのもいいのですが、基本的には毎日同じルートを通ります。毎日そこにある一軒家やマンションなどを見て、それらの色や作りを眼にします。外で干している洗濯物、庭にあるお花、尻尾を振っているワンちゃん。そして、毎回同じコンビニや郵便局に行きます。そうやって、少しずつ近所の人の顔を覚えて、自分の顔も覚えてもらいます。「こんにちは」ぐらいの挨拶もよいでしょう。また、近所にある公園や川沿いを探し、現地の人気レジャースポットを利用します。

5. 関係

出来るだけ話せるチャンスを掴みます。お店や図書館など現地の人と言葉を交わします。言葉が通じなくても、簡単な挨拶ぐらいは覚えましょう。言葉が下手な場合は、恥ずかしがることなく、チャンスがある時にとりあえず喋ってみます。友達が出来たら、少しずつ練習します。友達は、作りにくいものですが、出来るだけ近い趣味の人を探します(音楽、スポーツ、料理、美術など)。そのほうが一緒に時間が過ごしやすく言葉が通じなくても心が通じます。

自分の居場所を作るというのは、一つの習慣、空間、時間を作ることです。そして、自分の居場所が出来ると、自信がつく、元気が出る、のんびりアップという効果が生じます。素敵ではないでしょうか?

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