一万点のモノとの出会い

7月の生活リポートで書いたように7月に引っ越しました。東京都民から横浜市民となりました。引っ越しは、丸ごと一か月かかりました。どうして一日で終わった作業が一か月かかったと言えるのでしょうか。

引っ越し自体は、一日で終わったのかもしれません。しかし、ものを動かす作業は、それ以前とそれ以後に暇なく続いています。ものを動かすだけでなく、ものに出会える時間でもあります。ここで、この一万点のモノとの出会いについて私の感想を自由に書かせていただきます。

引っ越しって、まず新しい家を探します。その次に引っ越し会社を決めます。

お手頃のプランですと、自分で家の全体を箱につめる作業を自分の手でやります。引っ越し会社からもらったダンボールを広げてテープをつけます。いちいち本棚にあるものを手にしてダンボールに詰めます。

それを何回繰り返していくと、ダンボールの中には、いがいとあまりものが入らないと気づきます。その次に気づくのは、何年も見たことがないものが実際自分の家の中に住んでいます。コップ、昔もらったポーチやカード、布のカバン、あらゆるタオル、古い靴など。切りなくそういうものが出てきて「おれらたちも箱に入れてね!」とつぶやいてくるのです。これも、あれも、リストを作ろうと思っていてもなかなか終わらないのです。

キリンのぬいぐるみ、匂いする蝋燭、お化粧道具、封筒。あらゆる大きさのお皿、あらゆる目的のキッチン道具。ピンク色のかご一つ、白い色のかご二つ。友達がくれた雑誌。お花のぬいぐるみ。10年前に使っていた携帯、アメリカで使っていた携帯。

グラスやお皿を丁寧に新聞紙に包んでいきます。壊れないかしらという心配ごとにダンボールに入れて、食品の積み込めを始めます。うちにはお茶の10種類以上あったと気づきます。それはさ、実際頭で知っていたのかもしれませんが、手で一つずつ触ると、確かに10種類以上あったと確認ができます。

ビニル袋、母がくれた白い付近、無印でかった小さい付近、三角コーナーで使う布たち。

ダンボールの上に黒いペンでおざっぱの説明を書きます。「キッチン道具」「鍋」など。テープでそのダンボールを閉じた途端に、Mr. Nakayoshiが「ゴミ袋どこ?」と私に聞きます。ごみぶくろはね。どこかあそこにはあったのかなと一生懸命思い出そうとしていますが、どこのダンボールに入れてしまったのか思い出せないままで話が終わります。テープは、最後まで張らなければよかったと反省。

冬の靴下、洗濯物ようのネット、ヨーグルトを作る機械、ハサミ。湿気をとる道具。版画。

このものたちは、どこから出てきたのか、どうしてここに住んでいるのか、なんとなくあいまいな覚えがあったとしても、ダンボールに「入りたい!」と言い出してくると、ちょっとちょっと・・・困った顔になります。困った顔をしても、捨てる暇も余裕がなく一生懸命にそれらのモノたちをダンボールに詰め続けます。

2019-07-17 09.07.57

お花との出会い

それは、話の半分だけです。後の半分は、ダンボールが新しいアパートに届いた瞬間から始まります。ジムより何倍も運動になる作業だと言えるのでしょう。ものたちよ、どこかこのアパートで新しい居場所をみつけなさいよ。みつけなければ困る、どうしよう。という会話を頭の中で行います。数日間を行いながら、ダンボール一個ずつから湧いてくるものをなんとか受け入れようとする態度。

だんだん体が疲れてきて、ベッドの上に倒れます。

次の日に起きて、手足を動かせるのならばダンボールに向かいあえます。動かせないならば、休みます。ものたちよ、待たしているこちらが悪い。こんなに大人数で住んでいると思わなかった。本当にぼんやりして悪かった。もう少し待ってね。と頭の中の会話が続きます。

すでに一万点のモノと一緒に住んでいても、仲間を増やしに買い物にも出かけます。この家には、コンロがないから、カーテンも欲しいなどと、欠かせない理由を作ります。ものたちよ、仲良くしてね。と頭の中で願います。

こうやって一か月が終わるのです。

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