Her Own Way展を見て

涼しいこの頃に、いかがお過ごしでしょうか?夏に比べて家を出やすくなりましたので、美術館にでも行ってみませんか?昔は「美術の秋」という言葉もあったぐらいに、秋に展覧会が盛んに主催されています。その中では、東京都写真美術館での「しなやかな闘い」展についてお話させていただきたいです。

以前は、美術館ゲーム森美術館のビデオアートについて書きました。やはり美術館は、デートでも一人の時間にでもとても向いている場所で様々な刺激や癒しを与えてくれます。

さて、ポーランドと女性作家とビデオアートという三つの要素は、なかなか独特な響きを持ちます。ピント来ないイメージのポーランドと、ちょっとよく分からないビデオアートと、あまりよく眼にしない女性作家の作品。その上、「しなやかな闘い」という題名で、「Her Own Way」の英語の訳でもない題名になっています。関心をもって多くの人が入るか、あるいはあまりヒットしないのか?どちらのシナリオも考えられる展覧会でしょう。

2019-08-13 17.35.00
解説もとても分かりやすい

私は入りました。友達に誘われて見に行きました。作品はそれほど多くはなかったのかもしれませんが、ビデオ作品なので見るには少し時間がかかります。字幕もついていたし、とても分かりやすい解説のチラシもありました。美術館の地下(B1?)という部屋で行われている展覧会なので、別世界にもぐっていく感じがします。

作品の順番は年代ごとというか、世代ごとというか、1970年代からつい最近に出来たものまで、それぞれの作家が一つの作品を通して代表されています。

面白いことに中には、男性一人とベラルーシ出身女性一人も含まれています。「ポーランド」と「女性」という枠を固く見るのではなく、あらゆる境界線を柔軟に解釈した学芸員の維持が見られます。とても重要な様子でしょう。

一番記憶に残った作品は、ヨアンナ・ライコフスカの「バシャ」というビデオでした。病院かどこかから逃げたような年をとったようなグレイ色にかかった髪の毛の女性が街を歩いています。ポーランドの田舎の街でよくあるレンガの家、窓の形、バス停、その辺を歩く人。懐かしく思っていたし、主人公のバシャがどうなるのかなと心配しながら気にしながら見ていました。

展覧会は、10月14日までです。恵比寿に寄る用事がありましたらぜひ足を運んでみてください。

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